月山の大自然に育まれたクロモジから抽出された精油（エッセンシャルオイル）。
「少女子(おとめご)があたりと思へば榊葉(さかきは)の香りをなつかしみとめてこそ祈れ」源氏物語のなかで詠まれたこの歌は、
女性が宿泊する場所で、女性との思い出の香りである榊葉を折り、その香りを懐かしんだという内容のものですが、
現在私たちが思い浮かべる「榊」にはそれほど香りがしないので、本来は「クロモジ」が「榊」だったのではないかと、民俗学者の柳田国男は想像しました。

その真否はわかりませんが、東北地方では狩の獲物をクロモジに結いつけて、
神の供物や贈り物にしたという伝承があり、古くからクロモジの香りは特別な意味を持つものと考えられたようです。

現在でも、クロモジの成分や香りにはリラックス効果や殺菌効果があるとされ、日常生活のさまざまなシーンでその香りが活用されています。

●月山クロモジ精油
【学名】Lindera umbellate
【種別】クスノキ科
【抽出部位】枝葉
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【原産地】月山（西川町）
【歴史】日本固有種。明治時代から作られているが、大量に精油が作れないため希少価値が高い。
【主な芳香成分】リナロール、シオネール、αピネン、リモネン、ゲラニオール

※肌に直接つけたり、飲んだりしないでください。
※乳幼児・妊産婦・授乳中の方・てんかんの発作を起こしたことのある方はご使用をお避けください。
※開栓後1年以内にご使用ください。
※天然成分100%ですので、時期により香りが若干異なることがあります。
※画像はイメージです。
※パッケージが変更になる場合がございます。
※製造までに受注後1～3ヶ月程かかります。