熊が樹皮を剥ぐ「くまはぎ」によって傷付けられ、捨てられる予定の木をキャンプ用薪に加工しました。
製品の売り上げの一部を里山整備に使用するため、使うだけでくまはぎの減少や森と暮らしを守ることに繋がります。

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石川県白山市で林業を営んでいる、株式会社桑木と申します。
くまはぎの薪は株式会社桑木の山林で甚大なくまはぎ被害が発生したことが開発のきっかけとなりました。

くまはぎとは熊が木の皮を剥がすことをいいます。
熊は木の水分を舐めるためにくまはぎをしていると言われています。

石川県では2016年から2020年の5年間で5ha、約3,510本のくまはぎ被害が発生しています。
株式会社桑木の山林も2年間で約9haもの山林が被害に遭いました。

くまはぎ被害に遭った木は次第に腐り枯れ、木材としての価値が大幅に低下します。
木を売るまでの諸経費を考慮しても赤字になるため、廃材として処分します。
何十年かけて育てた木を捨てるのはもったいなく、株式会社桑木にとって非常に辛いことでした。

そこで被害木をキャンプ用薪に加工し「くまはぎの薪」として販売することにしました。
くまはぎの薪は杉(針葉樹)のため、着火性が良く焚きつけや調理に向いています。
また焚き火だけでなく、パッケージの内側にくまはぎの原因や森でおきていることを印刷しているため、開封体験を楽しみながら森について学ぶことができます。
さらに製品の売り上げの一部を里山整備に使用するため、使うだけでくまはぎの減少や森と暮らしを守ることに繋がります。

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□用途
キャンプ、焚き火、薪ストーブ

□箱サイズ
幅:約44cm　高さ:約20cm　奥行:約18cm