江戸時代から続く伊勢名物”伊勢うどん”

長い歴史の中で、伊勢の国に暮らす人々やお伊勢参りの旅人たちに愛されてきた伊勢うどん。

もともとは、伊勢神宮へ長旅をしてきた参拝客の胃腸に優しいエネルギー源として、
江戸時代に生まれた"元祖ファーストフード"ともいえるものでした。
太くて柔らかいうどんにたまりしょうゆとみりんを加えた濃褐色のつゆ、
そして飾り気のない盛り合わせの名物料理。

伊勢うどんを初めて食べた多くの人は、その色と太さにびっくりします。
1時間も茹でる柔らかさたるや、離乳食に使えるほど。
「伊勢参りという長旅の疲れを消化のいいもので癒すために柔らかくした」というのが有力な説。
甘辛ダレとよーく混ぜて、たれと絡めて召し上がれ。

この伊勢地方独特なうどん「伊勢うどん」の素朴な郷土色豊かな味わいを心ゆくまでご賞味ください。