「八女提灯」は、国の伝統的工芸品に指定されています

　国指定伝統的工芸品八女提灯。　
　本体は熟練された職人による手作業で仕上げた木製です。
　木取り・研磨・塗装一つ一つの工程を根気強く仕上げていきます。
　火袋は一巻き一巻き同じ張りを保ちながらひごを巻きます。
　完成時の火袋のやわらかな曲線は職人の技に左右されます。
　次にしなやかな絹を受け継がれた確かな職人技により張っていき
　ます。出来上がった火袋に絵描き職人の熟練技により描かれいきます。　
　外火袋は絹張で小菊・桔梗・女郎花・ススキがバランス良く描かれて
　おります。中火袋には夕焼け山水と五重塔を描いており、大変人気の
　ある絵柄です。

◇八女人形会館　店主より

　福岡県南部に位置する八女地方は、古くより豊かな自然により育まれ
　た伝統文化を糧に、八女手漉き和紙・八女福島仏壇・八女提灯などの
　手工芸が盛んな土地柄です。
　その風土に支えられて株式会社フジキ工芸産業が作り続けてきた節句
　人形・盆提灯等を皆様とのふれ合いを大切にしながらご提供出来る場
　として完成させたのが「八女人形会館」です。
　これからも素晴らしい日本の伝統文化の保存と継承により一層の努力を
　し八女人形会館を皆様の心のふるさととして親しんでいただければと
　考えております。

◇製造元：株式会社　八女人形会館（福岡県八女市津江）
◇事業者名：一般財団法人八女伝統工芸館（0943-22-3131）