菖蒲の意匠が美しいプラター

深川製磁は1894年に設立された有田焼の窯元です。
商品は明治期より続く工房で職人の手により、ひとつひとつ丁寧に制作されています。

明治期の深川様式の典型である菖蒲絵は、当時、そのパリでデザインされた創立者深川忠次の意匠です。
アールヌーボーと称される芸術運動の中にあり、確固とした日本古来の美感のアイデンティティーを表現したものです。

今回、現代化した菖蒲絵を具現化するために、精緻な工藝の技を究めた職人が筆の勢いと意志がみなぎる表現に挑みました。

「精緻でなければ工藝ではない」と言われる筆致とは相反した筆の運びに新しい価値を盛り込むこと、それは彼らの伝統の技に挑戦する勇気から生まれたのです。菖蒲の意匠が美しいプラターをお楽しみ下さい。

窯元：深川製磁
提供：深川製磁