最上の陶土にて、青白釉の富士山文を酒器に表現

この酒器は、見る者の心を穏やかにするような柔らかな青白磁の釉薬で仕上げられており、器の中央には繊細に浮かび上がる富士山が表現されています。
富士山の周囲は淡い青白で丁寧に色分けされており、まるで雪化粧をまとった富士の姿を、静謐な冬の空気の中に閉じ込めたかのような趣があります。

美酒を注ぎ、盃を口に運ぶたびに、器に描かれた雪景色が際立ち、まるで富士の麓でしんしんと降る雪を感じながら酒を嗜んでいるかのような感覚を楽しめます。
まさに、日本の四季の美と心を一体にした逸品と言えるでしょう。

【現代の名工 奥川俊右ェ門】
現代の名工・日本工芸会正会員
奥川俊右ェ門
先代奥川忠右ェ門に師事、陶芸の道一筋ろくろの技を高めるために研鑽努力し続けております。

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