一般的に食鳥肉とは「ブロイラ-」という食肉専用の若い鶏になります。
ブロイラ-は食することを目的に飼育されているため、肉質はよく比較的大きく育ちます。
一方、親鶏というのは卵生産を目的に飼育されている鶏になります。
飼育期間はブロイラ-が約50日に対し親鶏は約700日飼育します。
そして、この親鶏を大きく分けると白玉を産む鶏と赤玉を産む鶏になります。
ス-パ-等で売っている卵も白玉、赤玉とあるように鶏羽の色違いにより染色体の影響で卵の色も変わってきます。

この度、掲載いたします親赤鶏中抜は、静岡県産の親赤鶏を厳選した品になります。
特徴としては白鶏よりひとまわり程大きく、肉付や脂付も優れガッチリした鶏体に育っています。

■生産者の声
(調理例)
親鶏は飼育期間が長いため、ブロイラ-のように大きくカットした肉を煮たり焼いたりして食べた場合は硬く感じるでしょう。
この硬さが良いという方もいらっしゃいますが、柔らかい鶏肉を食べなれた方にはやや不向きだと思います。
親鶏最大の特徴として飼育期間が長いため、ス-プ材として使用していただけると大変濃厚で深みのあるス-プに仕上がります。
これについては、近年ラ-メン店が親鶏の中抜や脂をス-プ原料としてお使いいただき、高い評価を受けています。
ス-プだしを取った後の中抜は手でほぐし、お好みの調味料や薬味で味付けしてお召し上がりください。
また、親鶏独特の歯ごたえと旨味を味わいたい方は炭火でじっくり焼き上げた骨付モモ、細切りにして蕎麦、うどんなどの具材としても良いかと思います。

掲載されています調理した写真は、中抜を解体したもも肉部分を一口大に切ったものです。
塩コショウのみの味付けですが旨味が強く、大変おいしいと好評でした。