葛尾村産経産ブランド牛「歩（AYUMU）」は、「霜降り肉に比べて肉質が劣る」とされている経産牛の概念を超え、等級を付けられる程に仕上げた肉質が特徴。

和牛飼育歴30年以上の畜産農家・吉田健（よしだ・つよし）さんによる再肥育によって、うまみが凝縮された深い赤身の肉質の中に、良質な霜降りが入り、脂の乗った柔らかい牛肉へと仕上げています。

これまでは、「肉が硬い」「脂が黄色い」などと敬遠されがちだった経産牛。その多くは廃棄用牛として出荷され、ミンチやペットフード、肥料として加工されるか、流通せずに廃棄されることがほとんどでした。

「経産牛であっても、しっかり再肥育すれば立派な肉になる。生命を最後まで輝かせたい」と語る吉田さん。匠の技で命の恵みを最大限に活用し、サスティナブルな取り組みになるよう挑戦を続けています。